第12章
100パーセント本気の学園祭
開催編。
翌日
「出来たよ」
海南は歌を昨日のうちに書き上げてきた
「すごい・・・」
「プロの作品じゃないか・・・」
皆は言葉を失った。
「海南ちゃん、完璧だ、ありがとう」
海南の歌は、篤の書いた台本のエンディングを飾るのにふさわしい出来だった。
いや、この話をうまく纏め上げたものだった。
「明日、皆学校終わったら時間あるかな?」
「問題ないで」
「明日、レコーディングしちゃおうと思って、皆大阪まで付き合って欲しいな」
「れこーでぃんぐ!!!」
「なんかプロみてーだ」
レコーディングって。。。
大丈夫か、海南。
夕方
今日は早く帰る。
雄一郎が文化祭前のクラブ会議に出るためだ。
俺は海南と一緒に帰る。
「じゃ、明日な」
「星野君、ちょっと時間いいかな」
「え、ああ、大丈夫だけど」
「部屋まで来て、歌を聴いて欲しいんだ」
「ああ、いいぞ」
と言った瞬間だった。
タクシーが俺たちの横に停車する。
「あら、彼氏連れじゃない、夕菜」
そう言ったのは海南の双子の姉、朝菜だった。
帽子にサングラスといった奇怪な格好で立っている。
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