おっ、これ良いかも。

「さっき潤也他のクラブと協力してとか言ってたよな」

「ああ、言ったぞ」

「グランド、借りれそうか?」

「グランドなら時間決めたら借りれるだろ、イベントとかと競合しなければ」

「運動部系にさ、話持ちかけるっての どうだ?」

「意味わからんで、天斗」
雄一郎が混乱している。

「俺ら競馬同好会だろ?競馬の楽しさを教えたら勝ちなんだろ?」

「そらそうや」

「で、運動系は暇なわけだ」

「うんうん」
篤は子供のような顔で話を聞いている

「ならさ、競馬同好会主催で各クラブ対抗レースやるのはどうだ?」

「お!何か楽しそうやんけ!」

「何レースかやってさ、入場料取って、そのカネで商品出したらよくねぇ?」

「法律的にはどうなんだろ?」

「商品なら問題ないだろ、レースを見るための金なら取ってもいいんじゃねえか」

「でもグランドやったらタダ見されるぞ」

「じゃあトラックとかにしたら良い、入場券出して前売りとかしてさ」
潤也はこういうとき冷静に対応のできる男だ。

「賭けれたら良いのになぁ」

篤の言うとおりだ。

「そこなんだよ、競馬新聞みたいに新聞出してさ、土曜は予想大会+枠順決定会を部室でやったら入場者数倍増なんだよな」

「カネを支払うんじゃなくて景品なら問題ないんだろ?」
篤が考えながら話を切り出す。

「ああ」

「金券でどうだ?予想が単純に当たったら渡すして後で換金とか」

「きったないなーー!ずるいこと考えさせたら日本指折りやな篤!」
雄一郎は大爆笑している。

「利益はどっかに寄付したらイメージアップだしな、多少だけでも寄付は寄付だし」

「かー!黒い!!黒すぎるぞ篤!!」

「ハンデ戦とか牝馬限定とかさ、最終レースはG-1の各クラブ代表のヤツが出てくる有馬記念とか」

「うおー!盛り上がってきたーーー!!」

「盛り上がるのは各クラブの連中がOKしたらだろ?」
潤也の言うとおりだ。

「安心しとけよ、もう運動部は2年が部長だろ?交渉の余地はあるって、第一OBとかも死に物狂いで応援するだろうよ」
篤は自信満々だ。

「野球部とサッカー部を落としたら後ドミノやで」
雄一郎は策有りとほくそえんでいる。

「野球部は松林が部長だから俺が話すわ、こっちは楽勝だとして、サッカー部の部長は?」

「畑中やろ?アイツ祭り好きやから俺が話すわ」

「後のクラブはどうする?」
潤也がまとめに入る。

「後のクラブはドミノやって、大船に乗ったつもりで待っとけ!後は部長と副部長にまかせろ!」

「え、副部長誰?」

「お前やないか、天斗」




知らんかった。