まず日曜の昼以降から陸上部のトラックを借りる申請を出す。

当然そんなところ誰も借りていないのでらくらくOK。

ここなら観客席もあるから問題なしだ。

俺は野球部の松林に、雄一郎はサッカー部の大石に話を付けに行く。

お互いがお互いの部が出るなら参加すると言っている。

ウチの学校は部活動が盛んで、結構他のクラブとのライバル意識が高い。

競争心をあおったいい作戦かもしれない。


次はポスターだ。

翌日、ポスターを各所に張り出した。


競馬同好会プロデュース

運動部対抗レース開催決定

文化祭二日目の日曜日!

2レースやります!

野球部・サッカー部参戦決定!

他クラブの参加を待つ!

帰宅部の連合チーム歓迎!

参加クラブは同好会長の田原まで



そう張り出した。


何クラブ参加してくれるかな?



翌日


「ほぼ全部じゃないか!!」
篤が取りまとめた紙をみて驚いた。

陸上部を誘わんとは何事かと言う美幸を皮切りに運動部のほとんどが参戦してきた。

ちなみに二発殴られた。

「第一、ヒマだしな文化祭、乗らせてもらうよ」

「これは来たんじゃないか雄一郎」

「おお、天斗のナイスアイデアのおかげやで」

「間違いなく文化祭をジャックできるな!」

ポスターを早速書き換える。


競馬同好会プロデュース

運動部対抗レース開催決定

文化祭二日目の日曜日!

3レースやります!

運動部ほぼ参戦決定!


帰宅部の連合チーム歓迎!

入場チケット200円でNOW ON SALE

同好会室まで


翌日


「チケット作れーー!!」
雄一郎の絶叫が部室を揺らす。

偽造防止に難しいチケットを作ったのが裏目だった。

まさかこんなに売れるとは思わなかった。

手元にあったチケット150枚が一日で売り切れ。
増産分200枚も即売り切れ。

「これだけあれば走るヤツにも商品出せそうやな」

「ホンマやで、商品がデカければデカいほど走る気になるやろ」

ただし弊害もあった。

教師に馬券の販売を禁止された。

くそう

「競技場何人入れたっけ?」

「500が限界だろ」

着々と進む準備。

文化祭も準備が楽しみなのは俺だけだろうか。