第三章
競馬倶楽部的文化祭一日目
いよいよ文化祭当日。
何でいつもは寝過ごして遅刻するのにこんな日だけは早く起きられるんだろう。
支度をして7時半には学校に到着。
すでに皆も部室に集まっている。
「おはよう」
「おお、絶対遅刻すると思ってたんだがな」
潤也が笑う。
「俺もそう思ってたよ」
今日は自分の部室と視聴覚室を借りているので両方で準備をする。
まぁ昨日のうちにほとんど済ませてたんだけどやっぱり直前になれば変更点って絶対出てくるしな。
それが終われば今日の予想大会の軽い打ち合わせ。
「松林がものすごい自信だったぞ」
篤が情報を持ち出す。
準備が終わった頃にちょうど文化祭スタートの放送が鳴り、校門が開いた。
「よっしゃ!今年は俺らの年や!!気合入れて学校ジャックしようぜ!」
「おう!」
しかし気合を入れたとて予想大会は昼から。
こんな時間にうちを見に来るやつはほとんどいない。
てか全くいない。
第一最初は皆屋台とか行くだろ?
ようは予想大会まではヒマってワケだ。
「今年は忙しくなるやろーし時間決めて回ろうぜ」
雄一郎が部長らしく仕切る。
「じゃ、先に行ってくるよ」
人が少ないときの方がいいと言う潤也と篤が午前に
俺と雄一郎は昼から予想大会が始まる15時までとなった。
雄一郎と俺が部室で居るがヒマで仕方ない。
「客なんか来るわけないやんけ!」
雄一郎が大声で言う。
「まぁな、確かに競馬のタペストリなんか誰も見に来ないわな」
「天斗、誰かナンパしてきてくれや」
「馬鹿言うな、それより雄一郎、自由時間どうすんの?」
「俺か?クラスの女子達の手伝いせなアカンねん」
「ああ、お前のクラス喫茶店やるんだっけな」
「そう言うお前のクラスもやんけ!」
「そうだっけか?」
「適当やなぁ、で、お前は?」
「言い忘れてた、観登が来るんだ」
「なんで?」
「知らないよ、ただ友達連れてくるって言ってたぞ」
「NANDESUTO!」
「そんな事言ってたぞ、全員可愛いとか言ってたな」
「・・・全員・・・可愛いとな・・・・・・で、何時に来るって?」
「時間はわからんけど付いたらココに来るってさ」
「確か観登は女子高に通ってたハズや、俺のプロファイリングによると女の言う『友達可愛い』は八割嘘や、しかしながら裏を返せば残りの二割は若干の期待が出来る、さらに文化祭等の催し物の時に他校の生徒が来る時はかなりの高確立で『男』との出会いを待っているはず、と言うことは何もクラスの手伝いをして高感度アップを図らんでも・・・」
「おい、どうした雄一郎」
「・・・5分だけ時間くれ」
そう言って雄一郎は俺の同意も得ずに扉を開け走り出した。
「なんなんだ?一体」
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