で、交代時間の12時半


帰ってきた二人に観登の紹介する。

「で、他の部の動向は?」

「3年2組のハンバーガーが旨かった」

「頭おかしくなったんじゃねーか、篤」

「ネタだよ馬鹿、俺が見るにやっぱり理科部は強敵だ」

「ほう、確か阪井先輩が去年ダイナマイト作って問題になって今年は職員室監禁中じゃなかったか?」

「ああ、でも今年は高津が阪井の系譜とか言ってイカれた事するって」

「何をするって?」

風船爆弾を武庫川から飛ばして職員室にぶつかるかどうかの実験」

「マッドサイエンティストだらけやな、あの部は」

「ま、バレて先輩同様職員室監禁中だけどな」

「わはははは!」

「それでも結構面白い企画考えてるみたいだぞ」

「なるほど、潤也の方は?」

「美術部が順調に客足を伸ばしてるな、あとは吹奏楽が好きな楽器演奏させて客を呼んでる」

「なるほどな、じゃあ俺も敵さん見てくるわ」

「ああ、ゆっくり行ってこい」


観登と外に出る。

「よく考えたらさ」

「何?」

「何で俺観登と一緒に回ってるんだ?」

「何?天斗嫌なの?」

「いやとかじゃなくてさ、何でか不思議に思ったんだよ」

「それは私が来たからだよ」

どうにも会話がかみ合っていない気がする。

「まぁ難しい事はおいといて色々教えてよ」

「まあいいか」

別に予定も無かったし。



「ハラ減ったな」

「そうだね、減ったね」

「何か食いたいもんあるか?」

「たこ焼き!」

「グランドに屋台出てるだろ」

グランドに行って適当に食うものを買う。


「たこ焼きおいしいよー」

別に言うほどうまくない。

「何でこんなにたこ焼きっておいしいんだろうね〜」

幸せなヤツだなコイツ。

「たこと粉と水だけなのにね〜」

まあ厳密に言えば違うがほぼその通りだな。



「こながいいのかな〜」


ダシだろ。

しかし観登をみていると本当にこの普通のたこ焼きが旨く思えてくる。
不思議だ。
こいつレポーターとかになればいいのに。

いろんな部室を見回る。


「よう星野」

「おお高津、おまえ職員室監禁中って聞いたが?」

「逃げてきた、阪井の系譜を絶やすわけにはいかん」

「で、何するんだ?」

「爆竹バラしてダイナマイトは完成するかを実演するわ」

「お前らダイナマイト好きだな」

「お前も見に来いよ、明日午前に裏庭で決行するから」

「ああ、その時間なら見に行くわ、第一お前のそばにいたほうが安全そうだ」

「ははははは、確かにな、お前らの方も期待してんぜ、明日の昼から行くわ」

「大丈夫なのかよ、他の部見に来ても」

「お前も来るんだろ?大丈夫だよ、俺は前林ほど心は狭くねぇ」

笑いながら去っていった。

しかし理科部は何考えてんだ?
自由な部だな。
顧問の谷やんは自由にやらせてるみたいだし。

競馬同好会無ければ入ってもいいかなと少し思うな。