第二章
『別れさせ屋・雄二』


雄二が家の門をくぐろうとすると…


─ピリリリ!

携帯が鳴った。

雄「沙織からメール?なんだ一体?」

雄二はケータイに届いたメールを開く。


受信メール
From:沙織
件名:しゅーごー!
一時間後にウチの近くのガストにしゅーごーね(^^)
遅れたらチョコレートパフェ奢りで、よろしくぅ〜(*^_^*)ノシ
--END--



雄「いきなり集合かけてチョコレートパフェたかるとは、いい根性してんじゃねぇか。」

そのままメールを返す。


沙織はすでに校門を出て、バイト先に向かっていた。

─ピリリリ!


沙「あら、意外と早かったわね。」


受信メール
From:ゆーじ
件名:RE:しゅーごー!
いきなり呼び出してチョコパフェねだるとは、何考えてんだ?
とうとう、脳に寄生虫でも湧いたか?
--END--



沙「む。いちいちカチンとくる言い方だなぁ。」



─ピリリリ!


受信メール
From:沙織
件名:Re:RE:しゅーごー!
あら、この可愛い幼なじみの沙織ちゃんが誘ってんのよ?
安いモンでしょ(^3^)/〜☆
なんなら冷やしサラダうどんとドリンクバーを付けてくれてもオッケーよ(*^ー゜)b
--END--



雄「…アホか。」



─ピリリリ!


受信メール
From:ゆーじ
件名:RE:Re:RE:しゅーごー!
何が悲しくて貴様にメシおごらにゃならんのだ!
テメーに食わせるチョコパフェはにぇっ!m9(`д´)
--END--



沙「相変わらずケチねぇ。しょうがない、へそ曲げて来ないなんてことになっても面倒だしね。」



─ピリリリ!


受信メール
From:沙織
件名:Re:RE:Re:RE:しゅーごー!
わかったわよ。ケチな男はモテないよ(笑)
とりあえず、大事な話があるからガストに来てよね。
--END--



雄「…メンドクセェ。でも、大事な話ってのは気になるな。」



─ピリリリ!


受信メール
From:ゆーじ
件名:RE:Re:RE:Re:RE:しゅーごー!
誰がケチだ!
そもそも、大事な話ってなんだ?
メールじゃあ話せないのか?
--END--



沙「…バカ。メールで済ませたらあたしのメリットがないじゃないの…。」



─ピリリリ!


受信メール
From:沙織
件名:Re:RE:Re:RE:Re:RE:しゅーごー!
…ちょっと長くなりそうだから出来れば直接話したいんだけど。
無理にとは言わないけどさ。
--END--



雄「…ったく。しょうがねぇな。」



─ピリリリ!


受信メール
From:ゆーじ
件名:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:しゅーご
わかったよ、ガストだな。
今から行くから、あんまり待たせんなよ。
--END--


沙「…なんだかんだ言っても最後はあたしの言うこと聞いてくれるね。」



─ピリリリ!


受信メール
From:沙織
件名:Re:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:しゅー
あたし、バイト先に顔出さなきゃいけないから4時半頃になるよ?
--END--


雄「…用があるなら、今日じゃなくてもよかろうに。」



─ピリリリ!

受信メール
From:ゆーじ
件名:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:し
わかった。遅れないように行くよ。
--END--


沙「…えへへ。雄二と二人っきりなんて久し振りだね。口実作ってくれた、美咲にちょっと感謝かな。」



─ピリリリ!

受信メール
From:沙織
件名:Re:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:Re:RE:
ん。あたしも、出来るだけ早くいくね。
--END--


雄「さてと、とりあえず着替えるか。今から行ったら明らかに早い気もするけど…」

雄二はクローゼットを開けると適当に服を取り出し着替える。

雄「まぁ、男が先に待ってるのが礼儀ってモンだしな。」

そう、呟きながら家を出ると、おもむろに財布を開き中身を確認する。

雄「…途中でコンビニ寄って金おろすか。」



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