カイザーさんの武器の店
いつもニコニコほがらかに
と看板に書いてある。
入る。
「いらっしゃ〜〜〜い」
いきなり三枝かい!!
さらにねちっこい声である。
武器屋の店主、カイザーである。
「おい、なんか良い武器くれ。」
「おまえこの間買って行ったやないか」
「新人の分や」
まず杖を買う、なんせこの琴乃、魔法使いのくせに、
杖が半分に折った物干しざおである。
それも、どこかの庭先から失敬してきた物のようだ。
ひすいが入ったとか言う杖を買わされる。
翡翠は何か魔法に関係するのだろうか?
しかし琴乃はいたく気に入ったようだ。
そうか、この翡翠はこの杖の値段のつり上げと、女受けさせるためか。
商売が巧い。
マントと二点セットで買わされる。
「後はろしの分なんだが・・・。」
とい言った途端にカイザーの顔がにやけてこう言った。
「シンゴ、お前おいしいなー、丁度ええ武器入ってん。」
「ほう」
「これはな、150年前に伝説の勇者が持ってたと言われるものなんだけどな・・・」
と、言って取り出してきた武器と鎧を見る。
ほう、確かに良い物である。
魔力もエンチャント(つけられていること)されているし、
ろしにぴったり合う。
でも・・・
「150年前の物にしちゃ奇麗すぎんか?これ」
「そ、そんなことないぞ、マジやっちゅーねん、俺を信じろ!」
お前だから信用できないんだよ。
剣と鎧をよく見る。
「おい、このついてる血、新しいぞ」
「お、おい シンゴ、いちゃもんつけて値切ろうったってそうは・・・」
かなり動揺しているようだ。
更に調べる。
名前が刻んである
「おい、これくあとろって彫ってあるぞ」
「そんな事無いやろ〜」
でも確かに彫ってある。
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