「シンゴさん、なんか見えるっす!」
みんなで凝視する。


ばあさあかあちゃんのお城

ネオンの電飾で飾られている。
でも、城って言うよりマンションだよ。
多分おやじのマンションだな。
「分かりやすい城ですねえ」
「あいつ馬鹿だからな」
「知り合いっすか?」
「先輩なんだよ」
「先輩なのに倒せるの?」
「むしろ殺してえ」
「訳がいろいろありそうですね」
「ああ」
アマを焼け野原にした事なんてどうでも良い。
世界征服もかまわない!
あいつが世界をつぶしたってかまわない!!
しかしっ!


美久の作ったマドレーヌを、俺のいない間に全部食ったのだけは許せねえ!!(実話)
俺、食ってなかったんだぞ!!
ブッ殺す!マジで殺す!!抹殺してやる!!!

だんだん思い出してきた。
あ!あいつ、昔、酔って美久のちちさわりやがった!
俺でも(あまり)触ってないんだぞ!
ブチ殺す!!

城(マンション)に入る。
オートロックだった。
遠慮せず自動ドアを叩き割る。
この辺に、マンションの哀愁を感じる。
「なんかシンゴさん、荒れてるっすね」
「珍しく恐いわね」
なんて威厳の無いリーダーだろう・・・。
「きっと過去に大きな遺恨があるんでしょう」
他人にはちっとも大きくない。

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