そんな時

がしゃーーーん!

ドアがけたたましく開く音がする。

敵か!

俺たちが身構えてその方向を向く。

「あーーー!こんな床で寝たらあかんって言ってるやんかーーーー!!」

かなり激怒口調だ。

「あ、琴乃ちゃん」>う

「どーせまた私おらへん間に遊びまくっててここで寝てたんやろ!!」>琴

「い、いやそうじゃなく・・・」>ホ

俺がそういった瞬間

「こら、ケンタ!!帰ってきたとたんこれか!!」

かなり激怒口調で絶叫した。

「は、はいーー! すみませーーーん!!」

今まで21時間回復魔法でも意識が回復しなかった男が一瞬にして飛び起きて気を付けしている。

そんなに恐ろしい人なのだろうか。


「もーホンマにこの二人は仕方ないなー」

どさり

「ピッチ、この野菜奥に運んどいて!」

ふるふる

鳥類では無理だと言わんばかりに首を横に振るピッチ。

「何ってーー!」

「ほおほおぴーー!(はこはこ、運びますーー!!)」

けなげにも羽で白菜を抱え、歩こうとがんばっているピッチ。

ずるずるずる

白菜を引きずりゆっくりながら俺たちの横を通り過ぎていく。


がしっ!

二人の首根っこを片手づつで持ち、ずるずる引きずって奥へ消えていった。

「あの二人かなり重いよな」>ク

「ああ、結構ガタイしっかりしてるからな」>ホ

「引きずって行ったぞ、今」>こな

「おい、野菜運んでやろう、可哀相すぎだ」>ク

「ああ」

ピッチが哀れで仕方ない。

俺たちはこの鳥を手伝った。


どさん、どさん。

二人をベットに(放り投げて)乗せ、琴乃がこっちに戻ってきた。

俺たちは気を付けで彼女を迎えた。