そのどたばたの間にワイバーン騎士団3騎が目の前に立っている。

そのうち2騎は俺たちの前に来たが、後一騎がさゆりの前に立っている。

「ケンタ、さゆり、気付けーーーーー!」
俺の叫びも虚しく、さゆりはまだ魔法の効果が現れず無抵抗の格好となっている。

そこにワイバーンの尾が襲い掛かる。

「やめろーーーーーーーーーーーー!!!」

こなソードが異音を発し青く光りだす。

ワイバーンはさゆりを一睨みし、武装された尾を振り下ろす。

「くそっ、光の矢よ…」

しかし俺の魔法が完成するより早く、俺達の間から一筋の青い光がワイバーンに向かって飛び出した。




ざくしゅう!!

どさり


ギャーーーーーーーーー

苦しんでいるのはさゆりではなくワイバーンだった。

ワイバーンの尾が振り下ろされたその時、こなソードがその尾に向かってひとりでに飛び出して行ったのだった。
ワイバーンの尾は胴から離れ落ちている。

その後俺は、さっき途中だったライトニングの魔法を完成させ横一列になったワイバーンにライトニングの魔法を掛ける。

ワイバーン3匹のどてっ腹に穴が開き、血が噴き出す。

そこにしもる王が戻ってきてフローレンスが鋭い爪で3匹を一瞬のうちに葬り去った。