息を殺して奴を待つ。

相当激しい戦いになるかもしれない。


じゃり、じゃり、じゃり

人の歩く音がどんどん近づいてくる。


一番初めに飛び出すクライの方向から・・・。

良い所から来てくれた。


じゃり、じゃり、じゃり

奴の気配だ、間違いない。


じゃり、じゃり、じゃり・・・・・・

止まった。


「そこに居るのは分かっている」

奴がそう言った。


「行けるか、クライ」

こなみるがそう呟く。

「少し遠いが行ってみる、後は頼んだ」


かちゃり

シュロの砲弾の準備もできた。

俺とケンタは目をつむる。


「行くぞ、クライ」

「ああ、こなさん砕けんで下さいよ」

「お前こそそのくわえている爪楊枝飲み込んで死ぬんじゃないぞ」


「3.2.1」


「GO!!」

その瞬間、クライは体に似合わぬ俊敏さを見せ奴に飛び込んでいく。

「テメエ、生きて帰れると思うな!」

「居るだけでみんなを不幸にする奴には消えてもらうぜ!」

クライはくわえていた爪楊枝を奴に向かって噴き出し、突撃して行った。

ぷす

「ふあっ」


左によけるクライ。

頃合いを見計らっていたシュロはジャストタイミングで響夜に向かって弾を打つ。


ひゅ〜〜〜〜〜〜〜



ぴかーー