さんたは指を鳴らすと後ろから一つ目の巨人が3体出てきた。

「サイクロプスだ!」 ケ

さすがは元々は学者のケンタ、一目見ただけで種別の反別が出来たようだ。

「おい、今魔法は効かないんじゃないのか」 ク

「最初は魔法で捕獲したんだろうが、後は洗脳したんだろう」 ケ

「行け、奴らを葬れ」 さん

ゆっくりゆっくり近づいてくるサイクロプス達。

手に持った大きな棍棒は、神木を折って作ったものなんだろう、相当巨大なものだ。

「後は任せよう」

さんたはそう言って後ろへ引こうとする。

「待て!」 ホ

「馬鹿野郎、前を見やがれ!」

こなが叫ぶとすでに棍棒は俺の前で振り上げられていた。

猛ダッシュで左に逃げる。


ずずーん


さっきまで居た所に棍棒は振り下ろされる。

「助かった、サンキュー」 ホ

「これは戦争だ、疲れていても前だけは見とけ」 こ

おもむろに攻撃してくるサイクロプス達。

みんな必死に避けているが、後ろにいるケンタだけは先頭のサイクロプスを見続けていた。

「ホッホー、いつ魔法が使える?」 ケ

「ん、あと3分くらいじゃないか」 ホ

「皆、3分逃げ回ってくれ!」 ケ

ケンタはそう叫んだ。


3分、たった3分とはいえ必死に逃げ回るのは本当に疲れた。

「多分もう使えるぞ」 ホ

「じゃあ先頭のサイクロプスだけにもう一度強力なディスペルマジックを掛けてくれ」 ケ

「何でだ? こいつは洗脳されてるから・・・」 ホ

「目が何かを訴えている」 ケ

「目だぁ? こんなでっかい一つ目がか?」 こ

「よし、わかった」 ホ

「強力なのだぞ!」 ケ

「万能なるマナよ、彼の者を制約せし魔法を解け!」 ホ

魔法解除のディスペルマジックではなく、魔法の命令を解くディスペル・オーダーを掛ける。