「そうはさせるか!」

こなは剣を構え走り出す。

「精神の精霊バルキリーよ、彼の者にいましめの矢を!」

祭壇の下から魔法が飛んでくる。

「こな、レジストしろ!」 ホ

こなの腹にバルキリージャベリンが命中する。

「危なかった〜」

こなは多少のダメージがあるものの無事レジストできたようだ。

「さすがだな、いるかよ」

「礼は不必要、じきにアンタの野望ごと砕いてやる」

いるかと呼ばれた女はそう言っている。


「炎の精霊イフリートよ、炎の渦を!」

目の前で炎の渦が巻き起こる。

「くそう、なかなか収まらんぞ!」 ク

「ホッホー、消せないのか?」 ケ

「たぶん駄目だ、あの女イフリートの名を出してた、炎の精霊の王の魔法なら無理だな」ホ

「じゃあこのまま暗黒神の復活を奴の言うとおり指くわえて待ってるだけかよ!」 こ


炎の向こうから巨大な水晶球が転がってくる。

「暇なようだな、その遠見の水晶球で外でも眺めているがいい!」

「何だと」こ

手にして覗いてみると確かに外の風景が目に入ってくる。



ごごごごごごごご


突如起こる地震。

立っているのもやっとなくらいだ。

「暗黒神ファラリスよ! 我召還す、暗黒の血を吸い、この血に復活せよ!!」

さらに地震は巨大になる。

「ホッホー、見ろ!!」 ケ

ケンタに促され、水晶球を覗く。

外の巨大魔方陣からマグマが噴き出している。

完全にマグマが魔法陣になった時、地下から黒い霧が噴き出した。