「さて、貴様等には我の初めての生贄になって貰うとする」
黒い雷が俺達に向かってくる。
「万能なるマナよ、魔法の壁となれ!」 ホ
「シルフよ、私たちを守って!」 いる
しかし二つともあっさり破られる
「ぐうっ」
「弱い、弱いな人間どもよ」
「バルキリーよ、矢となりファラリスを打て!」
いるかはバルキリージャベリンを放つ。
確実にヒットするも傷を負わすどころか衝撃で体を揺らすことすらなかった。
「どうするんだよ! ビクともしねぇぞ!」 ク
「俺が魔法の壁を作る、後は何とか傷を負わせてくれ」 ホ
こんなことしか言えない。
「万能なるマナよ、魔法の壁となれ!」
さっきより力を入れて壁を作る。
「無駄と言うことが分からぬようだな」
「イフリートよ、盟約により姿を表せ!」 いる
くろねこの前に現れる巨大な炎。
一瞬目をやり、掌を炎に向ける。
炎の柱は一瞬で氷の柱と化した。
「隙あり!」
クライが飛ぶ。
「もらったぁ!」
クライが左から突撃する。
左手で払っただけなのにまるで人形のようにクライの体が宙を舞う。
「クライ!」
ケンタが駆け寄り回復魔法をかける。
一撃で気絶させらている。
「魔法壁が無ければ死んでたな」 ケ
「これほどまでとは」
いるかが言葉を漏らす。
せめて一太刀どころか、近付く事も叶わない。