ぬっ
一体何処から?
指が光っている。
『困ったことがあれば指輪に問え』
そんなシンゴさんの声が頭をよぎる。
「指輪!」 ホ
「もう、名前で呼んでよね」
指輪の上に小さな女性魔法使いが立っている。
「あれ?」
指輪の女性は俺を見て首を傾げている。
だれ?
とでも言いたげだ。
「俺、この指輪を借りたホッホーって言う」
「なにー、勝手に貸したなー、後でこらしめてやる」
指輪の女は怒っている。
「暗黒神じゃん!」
「わかるのか?」
「魔法力で分かるでしょ、何で暗黒神が復活してんのよ!」
簡単に事情を説明する。
「で、ブレイクメイスは?」
「それまで知ってるのか?」
「元々は大魔導師ですから」
「大変なことに破壊された」
「ふぅん、じゃあちゃっちゃと直せばいいでしょー」
「どうやって?」
「時間復元魔法があるでしょ」
…
「あった!!!」
「しっかりしなよ、魔導師」
「しかしこの壁を維持できない」
「あたしが何とかしてあげるから」
そう言うと彼女は俺のより強力な壁を作り出す。
「しばらくしか持たないよ!」
「わかった、万能なるマナよ、時を操れ、この物をありし日の姿に戻せ!」
砕けたブレイクメイスが魔法の元に集まり出す。
「時間が掛る、何とか耐えてくれ!」 ホ
「任せろ!」
こなが、クライが飛ぶ。
ケンタは魔法陣を描いている。
「壁から出ちゃだめ!」