「シンゴ王、就任おめでとうございます」 ホ
「所詮傀儡の王だよ、ガッセの下みたいな物だからな」 シ
「そんな事は・・・これをお返しします」
俺は指輪をシンゴに返した。
ぴしっ!!
「痛っ」シ
指輪から電撃がほとばしった。
「そう怒るなよ」シ
「怒ってますか?」ホ
「ああ、勝手に貸したからな」
指輪をつけながらシンゴは言う。
「その指輪、頂くことは出来ませんか?」
俺は尋ねてみた。
びしびしびしっ!
青白い電撃が指の上で発生する。
「・・・駄目だってさ」 シ
・・・・・・・・・
「もっともっと強くなりたい、仲間を、国を犠牲にしないでもいい力が欲しい」
俺はケンタに言った。
「・・・」
「それが出来てやっとガッセの宮廷魔術師だと思うんだ」
「なるほどな、わかった、途中絶対ナラにも寄ってくれよ」
「ああ、必ず寄るよ」
ケンタと別れる。
城を出る。
復興中の城下町を眺めながら歩く。
本当に俺の選択は正しかったのだろうか。
国に残り、復興を手助けすべきだったのではないだろうか。
「俺は間違っていたんだろうか」
つい言葉を出してしまった。