「で、ピッチ、鬼の城どこか知ってる?」  響

「ぴちー(知ってる)」  ピ

「どこ?」  モ

「ぴよ」
と言って羽を南に向けた。

「なるほど、山を越えるのか」  ク

「ぴよ(そう)」  ピ

「行くぞーー」  響

「・・・俺、喋ってない」  モ

山を行く一行。
茂みを掻き分け、沼を越える。

「うわあ!!」  モ
がさがさがさーーーーー!!

「ぴよ??」  ピ

「おおっと!!」  ク

「とりゃ!!」  響

ピッチが先導してくれてたのはいいんだが、谷があったので転落してしまったのだ。
しかし後ろの猿と犬は、野生の力でジャンプ一番切り抜けた。

「ダメだなー、人間ってのは」  ク

「たいしたことねえのに威張るんだから困るな」  響

「ぴよ(まったく)」  ピ
・・・言い返せねえ、たかが犬とサルとキジ程度に。

で、山をおり、普通の道に出た。

「ぴよろろぴちーー(ここまっすぐ行ったら城)」  ピ

「おお、いよいよだな!!」  モ

「退治する前にぜってー噛んでやる」  ク

「待ってろ、鬼っ娘」  響

「ぴちくりぴちー(飼い主のわがままにも困ったもんだよ)」  ピ

各自いろいろな思いを胸に歩いていると、前に三人の女性が道をふさいでいた。