試合当日
「監督、また今年も9人ですけど、やっぱり何があっても出にゃならんのですか?」
「そういえば去年、モモが4回の守備で足骨折したけど外野守ってたよな」
「交代人員おらんかったもんな」
「足折りながらボールを追う姿には涙が出たで」
泣く位ならせめて一塁と代わったれ・・・
「おお、高野連に聞いたら他の部のやつでも登録したら出れるっちゅー事で一応何人か登録しといたわ」
去年聞いとけ
「え?誰も居ませんけど?」
「ヒーローは遅れてくるもんやから安心しろ、それよりオーダー発表するぞ」
一番 ファースト 藤田
おお〜
二番 セカンド シンゴ
「ちょっと待てアホ監督!ワシ管理人やねんから4番サードとかちゃうんか!目立つんちゃうんか普通!なんでワシバント要員やねん!」
「うるさい!お前トシやねんからこのくらいがちょうどええんじゃ!」
三番 センター こなみるく
四番 キャッチャー クライ
「なんでクライが4番なんじゃ!ワシが四番でええんちゃうんか!」シ
「アホ!デブはキャッチャーで4番はセオリー通りやろうが!」カ
「デブのキャッチャーは分かるけどそれはお前、昭和の野球やないかい!」シ
「デブやねんからせめてパワー位あるやろ!一本くらいホームラン出るかもしれんやんけ!」カ
「デブやからホームランっておかしいわ!コイツはただのデブに決まってるやないか!!」シ
「デブデブゆーな!」ク
カイザーの後ろにはドカベンが置かれていた。
五番 ライト モモ
六番 センター 大石
七番 ライト ねっしー
八番 ショート ホッホー
九番 ピッチャー さくら
「こらアホ監督、俺先発ゆーとったやないか!」シ
「うるさい、俺のサイコロ(10面体)がそう言うたからしゃーないんじゃ!」
サイコロで決めたんか。
先攻のあいさけ高校
「おい藤田!しっかり行けよ!」こな
「兄さん見といて下さいって♪カキーンと打ってきますよ、もう かきーんってね」
プレイボール!
ぼぐっ!
どさり
「藤田―――!」
崩れ落ちる藤田
デットボール ランナー一塁
「アバラをヤッたな」カ
「ええ、確実に折れてますね」ね
「で、変えるんすか?」こ
「面倒くさいから変えなくて良いんじゃないですか」ホ
「そーやな」カ
代走 なし
「おいこらシンゴ!きっちり送れよ!」
「お前アホか!どこの世界に相手に作戦ばらす監督がおるんじゃ!」
「やかましい!この試合の最初で最後のチャンスや!しっかり行かんかい!」
一回表で最後のチャンスってどんなチームや・・・
「それより応援無いんかい!応援!!」シ
「ちゃんとしてますよ〜〜!」
「うそつけ!あい、全然聞こえへんやないか!」
ぴーぴぴ、ぴっぴーぴ、
ぴーぴぴ、ぴっぴーぴ、
ぴーぴぴ、ぴっぴーぴぴーー♪
「なんで応援がリコーダーなんじゃ!」シ
「だってこれしか吹けないですもん!」あ
「誰か呼んで来い!」大
「もうすぐねぇさん達来ますよ」あ
「しゃーないな」
しぶしぶ打席に入るシンゴ
鳴り響くリコーダー
こん!
「おお、上手いバント!」
シンゴのバントは自分も生きる絶妙なバントだった。
ぐき!!
「ぎゃー!!」
シンゴは三歩くらい走った所で叫び、転倒。
一塁にボールが送られアウト
「タンカくれーー!」
タンカを要求するシンゴ
しかし出てこない。
仕方なく歩き出すシンゴ。
「何があってん」カ
「足くじいてん」シ
「お前アホか!足もげても気合入れて走らんかい!」
「やかましいわ!ワシもうトシやから走られへんのじゃい!」
「この試合勝たな俺ボーナス出―へんのじゃ!気合入れて走れ!」
「オノレのインセンなんか知るかボケ!」
「しゃーない!こな!行ってこい!」
「ヘ?俺もう三振してきて帰ってきましたよ」こ
「早すぎるやろ!」シ
すでに四番のクライが打席に入っている。
「しゃーない、おいデブ!しっかり打てよ!」カ
「デブゆーな!」
すとらいーく!
「こっち見んな!!」こな
で、あっけなく三振して帰ってきた。
「で、俺の代わりは誰が出るんや?」
「ヒマそうやったから呼んだみたぼ〜でも入れるわ」
軽音楽部のみたぼーがセカンドに入る
後攻の森田高校は立ち上がりが悪く、さらにさくらの(一生に一度あるかないかの)好投で3人で切り抜けた。
このままのペースではあいさけくえすと並にページが増えそうなのでここからはダイジェストで。
4回表
いまだにノーヒットに抑えられているあいさけ高校
ノーアウトから変わって出場した軽音楽部のみたぼーが綺麗にライト方向に打ち二塁打。
しかし3.4.5番が揃って三振。
「お前ら他の部員が打ってんのになにしとんじゃ!」
7回表
6回にさくらが捕まり3点を取られた。
まぁセンバツ優勝校相手にはよくやっているのだが
「ボケ、あんなしょっぱいタマしか投げられんでキャプテンとかよく言えたな!」シ
「顔が悪いから球も悪くなるんすよね」ホ
「少しくらいは役に立ってくださいよ」モ
「さくらさんアタマおかしいんじゃないすか?」デブ
毒舌兄弟を筆頭に言いたい放題だ。
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